こんにちは入社14年目の荏子田ファーマシー店豊岡です。
今回は当社全店で実施しているサンクスボードについて紹介させていただきます。
サンクスボードとは、日常業務の中で誰かにしてもらってうれしかったこと、また誰かがしている言動でいいなと思えるようなことを小さなカードに記入してボードに貼り、その内容を社員全員で共有するというものです。
このサンクスボードは8年前のある出来事がきっかけになり、実施することになりました。
ある日、職員の一人が体調が悪く休憩室で休みながら仕事を何とかしていました。
皆は「休んでいいよ」と声をかけてはいたのですが混んでいたこともあり、彼女は休みながらでも仕事はしていました。
退社する時間になり、彼女は調剤室の奥まで来て「今日はご迷惑をおかけしてすみませんでした」と深々と礼をして帰宅しました。
もちろん当たり前のことといえば当たり前のことなのですが、その当たり前のことができない人々が多い中、私はものすごく暖かい気持ちになり、顔色が悪くふらつきながらも調剤室の奥まできて礼をした姿に感動すら覚えたのです。
私はこの気持ちを皆に知ってもらいたいと思いました。
そのためにどうすればいいのか考えました。
してもらってうれしかったこと、患者様にしている態度でいいなと思ったこと、どんな些細なことでもいいのです。
皆で共有できればほめてもらった本人はもちろんうれしいし、ほめた人も暖かな気持ちになります。人を非難することは多くても、ほめることはあまりしません。
ですからこの良い出来事を共有できれば職場の雰囲気も暖かくなり、モチベーションアップにもつながるのではないかと考えたのです。
現在全店で実施しているサンクスボード。
この成果が数値的なもので表すのは大変難しいですが、
途中入社の方に「ありがとう。の感謝があふれる会社ですね。」
と言われたり、諸事情で退社された方とお会いした時に
「アポックのほめる文化を自分の生き方にも取り入れてます。」
と言われたりするとうれしい気持ちになります。
これからサンクスボードが9年10年と続いていくことを願っています。